日々日常を楽しく豊かに過ごす。

ゆっくりお茶を飲みながらおしゃべりをして、ちょっとだけゆとりを感じて楽しく過ごす場所。

そんな場所として、サロン・ド・ソレイユは誕生しました。

本名は、トータルライフ　リャオティアールサロン　サロンドソレイユ

長ったらしい名前ですが、それには理由があるのです。

私は20代～30代の頃看護師として病棟で働いていました。

とてもやりがいのある仕事でしたが、あまりにも日常が忙しすぎて「ゆとり」という言葉とはほぼ無縁の生活でした。

特に、結婚してからはその忙しさと余裕のなさに拍車がかかりました。

人って、余裕がなさすぎると、自分の思いを人に伝えたり、相談したりできなくなることがあるのです。

忙しさマックスでゆとりもゼロにもかかわらず、誰に何を聞かれても「大丈夫です！」と応える日々。

日常の家事も適当すぎて、当時近所に住んでいた姉に手伝ってもらっていました。

覚えているのが、ある夜勤前の日。

夜勤前は午前中時間があるからゆっくり掃除ができるんです。

久しぶりにゆっくり掃除して、部屋がきれいになって「わ！キレイになった」と一瞬満足したあと突きつけられたのは、「今から仕事だからキレイになった部屋で私は過ごせない！」という事実

たったそれだけのことだけど、とても寂しかったのを覚えています。

「生活って、人生ってもっと楽しいはず。」そんな思いを持つようになりました。

そのあと主人の転勤などで生活環境が変わり、少しだけゆとりのある生活になった頃、主人の中国駐在で訪れた中国で「お茶屋さん」体験をしました。

街の至る所にお茶屋さんがあって、いろんなお茶を飲みながら、

目の前で店主が熱いお茶を淹れてくれ、それを飲みながら、

お菓子を食べながら、ただおしゃべりをするんです。

中国茶は何煎もいただくことが多いので、１煎目、2煎目、３煎目、と味や香りを楽しみながら、お菓子とともにゆっくりいただくのです。

気付けば1時間以上お茶さんにいることもあって。

それまで「忙しく動くことが人生の充実！」という風に思っていた私は、昼間からお茶を飲んでお菓子食べておしゃべりをしている姿がちょっと衝撃的でした。

みんながみんなそんな事をしているわけではないけど、そのゆとりのあるお茶の風景がとても印象に残っていて。

だから、サロンの名前を考えるとき、「リャオティアール」という言葉をつけました。

「リャオティアール」とは中国語で「おしゃべりをする」という意味。

来られた方が、お茶を飲みながらゆっくりおしゃべりができる場所。

時にご飯を食べたり、体と心に嬉しいことをやりながらリラックスして本来の自分に戻るキッカケのような場所。

そんな場所になればいいなと思い、自宅を解放してサロンをオープンしました！